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『マジェスティック』の感想と紹介

更新日:

マジェスティック 特別版 [DVD]

監督:フランク・ダラボン
脚本:マイケル・スローン
出演者:ジム・キャリー、他
配給:ワーナー・ブラザース
日本公開:2002年

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ネタバレあり

簡単なあらすじ

1951年、ハリウッドの脚本家ピーター・アプルトンは、B級映画からA級映画へ昇格するための脚本を書き上げたと歓喜していた。しかし、共産主義の集会に参加していた過去が下院非米活動委員会に知れ渡る。

ピーターの映画は公開延期に追い込まれ、クレジットからも名前が外されてしまう。そのうえ、車の運転中に事故を起こして橋から落下する。なんとか生還したが、記憶喪失になってしまったピーターはローソンという町にたどり着くのだった。

先日、レンタルビデオ店で『マジェスティック』を発掘してきました。監督であるフランク・ダラボンは『ショーシャンクの空に』や『グリーンマイル』などの感動作を手がける監督です。趣味の範囲だとは思いますが、それらの映画より若干、見劣りする内容でした。

しかし、つまらなかった訳ではありません。序盤に主人公がどん底まで落とされるのですが、全編に渡って雰囲気が暗くなりすぎることがなく、軽快に話が進んでいくので、肩の力を抜いて楽しめる作品です。

『マジェスティック』の主演であるジムキャリーは『マスク』のようなコメディ映画で見せる、コミカルな演技が魅力です。本作では、記憶喪失の脚本家というコミカルな演技が要求されない役でしたが、違和感なく演じることが出来ています。

『マジェスティック』の物語

第二次大戦で多くの若者を失った、寂しげな町にピーターという希望が現る。という分かりやすい話です。

ピーターは記憶を取り戻すまで、町の住人たちと平和な日常を送ります。あまりにトントン拍子すぎて、「事故で意識を失い、自身の書いた脚本を夢で見ているのではないか?」と変な疑いを持ってしまったのですが、そんなことはありませんでした。

裏をかくことなく進む物語に好感が持てます。しかし、ラストが少し都合の良い展開だったとも感じました。ピーターは「共産党主義者ではない」と宣言をするだけで決着が着く、簡単な裁判に出廷するのですが「戦争で死んだ若者たちは、こんな国を守りたかったのではない」という内容の、投獄されてもおかしくない発言をします。しかし、投獄するよりも英雄に仕立て上げたほうが良いと判断した委員会は、ピーターを無罪にしてハッピーエンド。

裁判のシーンは感動しました。手を震わせながら委員会に楯突くピーターの姿は心を打つものがあり、ジムキャリーの演技も素晴らしかったです。ローソンで経験した出来事がピーターに信念を与えたのでしょう。

あれだけの発言をして無罪放免というのも、理由があるので別にいいのですが、ピーターが投獄させて終わったほうが自然だったのではないかと思います。そして、ローソンに戻ったピーターを出迎える住人たちが優しすぎるというか、なんだか急な心変わりに見えました。

裁判が終わってからは、無理矢理「感動しろ!」と言われている気がして、いまいち感動できませんでした。

まとめ

ラストには感動できないと書きましたが、全く感動できないのではなく違和感を感じる程度です。フランク・ダラボン監督の映画が好きな方は、間違いなく楽しめるのではないでしょうか。私のような、ひねくれ者が見ると「人ってこんなに優しいか?」とか思ってしまうほど暖かみのある人達が出てきます。

裁判のシーンは必見であり、アメリカを批判していながらもアメリカを愛しているというメッセージを感じました。

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