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第二回・映画の撮影技法

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第一回
第三回

第一回は三分割法とアングルを紹介しました。第二回目の今回は、パン、クローズアップ、ダッチアングルを紹介します。

クローズアップ

クローズアップには様々な種類があり、被写体の細部を大きく映し出すマクロショットや、胸付近から頭のてっぺんまで映すミディアムクローズアップなどがあります。クローズアップの利点は、役者の表情による演技を見せることができる点と、オブジェクトの重要性を伝えることができる点です。

サイレント映画の時代には、大げさな演技で感情などを表現していましたが、クローズアップが用いられるようになり、より自然な演技で表現することが可能になりました。

役者の演技だけではなく、クローズアップで撮影されたオブジェクトは、後の物語に大きく関わってくるなど、必ずと言っていいほど重要性のある物ですので、クローズアップされた物が何処で活用されるのか注目してみてください。

ちなみに、マクロショットなどは物語に直接関係なくとも、映画全体を抽象的に表すために使われている場合があります。

ダッチアングルショット

ダッチアングルショットはカメラを傾けて撮影されたショットです。バランスが崩れた構図ができ、緊張感や心理的な不安定さなどを生み出すことが出来ます。人々が混乱している場面や、ドラックを服用した際の心理状態を表している場面でよく見かけます。

カメラの傾き加減によって、その場の混乱具合やキャラクター動揺、緊張などが分かります。そういった使い方の他にも、スタンリー・キューブリック監督の『2001宇宙の旅』では、ダッチアングルショットを利用して無重力を表現するという独創的な使われ方もしています。

作品によっては僅かに傾いている程度の使われ方もしているので、気が付かないこともあるかもしれませんが、背景に注目してみると分かりやすいと思います。

パンショット

パンショットとはカメラを一箇所に固定し、左右に旋回させて撮影する手法です。主に被写体の移動を追う際に使用されます。パンショットはカットされることなく時間と空間が保たれるので、物語で重要な意味を持つ場面で使われたり、状況説明(エスタブリッシング・ショット)にも使われます。

それら以外の使われ方としては、口論をする人物の間を、徐々に加速しながら往復することにより、高まる緊張感を演出することが出来ます。ちなみに、上下に旋回させる撮影方法をティルトショットと呼び、パンショットに比べると使われる頻度は少ないです。

まとめ

今回紹介した撮影技法は多くの映画で見ることが出来ます。キューブリック監督のように独自の使い方をしている映画もあるので、めずらしい撮影技法を見つけてみてください。

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