ファンタジー・SF映画

『キング・アーサー』の感想と紹介・ネタバレなし

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監督:ガイ・リッチー
脚本:ガイ・リッチー、ジョビー・ハロルド
出演者:チャーリー・ハナム、ジュード・ロウ、他
配給:ワーナー・ブラザース
公開:2017年6月17日

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ネタバレなし

簡単なあらすじ

ユーサー・ペンドラゴンは、弟であるヴォーディガンの策略により殺されてしまう。ユーサーの息子であるアーサーは、両親を失ってしまうがスラム街で生き延びていた。

月日が経ち、王として君臨してるヴォーディガンは、ユーサーが愛用していた聖剣エクスカリバーを発見する。しかし、岩に突き刺さったエクスカリバーは誰にも抜けない。

ヴォーディガンは、聖剣を引き抜ける人物を探すために市民を連行する。そして、ふとしたきっかけで連行されたアーサーは、聖剣をあっさりと引き抜くのだった…。

『キング・アーサー』とは、『アーサー王物語』をベースに作られた映画であり、以前紹介した『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』のガイ・リッチー監督が手がけた作品です

日本版のタイトルでは、”聖剣無双”というサブタイトルが付けられる予定でしたが、登録商標に引っかかって削除されたのだそうです。確かに、”聖剣無双”だとゲームの『無双』シリーズや『聖剣伝説』シリーズと勘違いしてしまいそうですよね…。

最近、映画の邦題に余計なサブタイトルが付いていることに、うんざりしていたのでサブタイトルの変更ではなく、完全に削除した点は英断だと思います(まあ、内容は確かに”聖剣無双”だったのですが…)。

さて、『キング・アーサー』を鑑賞した感想ですが、一言で表すと「爽快感のある中二病アクションムービー」です。強い主人公や、ベタで熱い展開は完全に私の好みでかなり楽しめました。本当なら星5を付けてあげたい気分なのですが、悪い点もあったので星4です。

物語について

『アーサー王物語』は映画、ゲーム、漫画、小説など様々なジャンルで扱われている題材です。最近、日本で有名なアーサー王といえば『Fate』シリーズのセイバーではないでしょうか。

『アーサー王物語』は、作品ごとにアレンジが加えられているので、どの作品がどの程度、原作に忠実なのか把握するのが難しいです。『キング・アーサー』でも、かなり大胆なアレンジが加えられています。原作ファンの方は、そこに不満を感じるかもしれません。

本作は、スラム街で生活する青年が王になるという、典型的な成り上がりストーリーです。スピード感のある演出と編集で、最初から最後まで飽きることなく鑑賞することができました

不満点は、アーサーとヴォーディガン以外の登場人物たちが、影の薄い存在になっていたことです。同監督の『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や『スナッチ』などは群集劇だったので、かなり濃いキャラクターが多く登場しました。

しかし、『キング・アーサー』は主人公であるアーサーに焦点を合わせた内容なので、ガイ・リッチー監督のパズルのような群集劇や、個性的な登場人物たちに期待をしていると、肩透かしを食らうかもしれません。

演出やアクションについて

今作でもガイ・リッチー監督の個性的な演出は健在です。アーサーが子供から青年へ成長する過程のシーンは圧巻。必要な場面だけを切り取ったスピーディーで爽快な演出は、アーサーがどのように成長したのかがはっきりと分かります。

アクションシーンもよく出来ており、アーサーたちが敵から逃走するシーンでは、カメラを派手に揺らし、肩に設置したカメラで焦る表情や背景を映し出します。戦闘シーンでは効果音やスローモーションを効果的に利用しており、興奮してしまうほど格好良かったです。

混乱状態や、戦闘での優位性を伝える演出が本当に上手いなと思ったのですが、目まぐるしく変わる状況に視聴者まで混乱してしまいそうな点は、少し不親切だったかなとも思いました。

本作では会話とともに行動が始まる、という演出が随所に見られたのですが、話をよく聞いておかないとなぜ場所が移動したのか、スクリーンに写っている人物は誰なのかが分からなくなってしまいます。

決して悪くはないのですが、視聴者を混乱させてしまうような演出はガイ・リッチー監督の悪いところであり、良いところでもあるのかなと感じました。

そして、もう一つ注目してもらいたいのがCGです。私はファンタジーやSFを好んで鑑賞するのですが、昨今のCGは本当にすごいですね。以前紹介した『ファンタスティック・ビースト』も然り、ファンタジー世界を実写化しても全く違和感がありません。

まとめ

『キング・アーサー』は、爽快なアクションムービーであり、恋愛要素や仲間たちとのドラマを深く掘り下げてはいませんが、主人公であるアーサーが”聖剣無双”して、両親の仇であるヴォーディガンに戦いを挑む様には胸を熱くさせられました

ヴォーディガン役のジュード・ロウの存在感は半端じゃ無いので、ぜひ彼にも注目してみてください。ちなみに、本作は続編を作成する予定ですがアメリカで大コケしてしまったそうなので、もしかしたら…。

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