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『ドニー・ダーコ』の感想と紹介

更新日:

ドニー・ダーコ Blu-ray

監督:リチャード・ケリー
脚本:リチャード・ケリー
出演者:ジェイク・ジレンホール、他
配給:アスミック・エース
日本公開:2001年

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ネタバレあり

簡単なあらすじ

ドニーは平凡な家庭で暮らす高校生だが、精神が不安定なため医師の治療を受けていた。ある日、彼の前にウサギの仮面を被った人物が現れる。世界の終わりを告げるこの人物は一体何者であり、世界の終焉とは何なのか…。

『ドニー・ダーコ』は何度も見てしまうリバースムービーとして有名であり、私自身は、この記事を書く直前に二度目の視聴をしました。考えることが多すぎて、まだ理解できていない部分が多いと思います。

『ドニー・ダーコ』の感想を一言で言うと「分からない部分が多いけど、嫌いじゃない映画」です。私は、この映画のラストシーンに清々しさを感じました。ドニーが最後に見せた笑顔の意味は、見る人によって様々な解釈ができるでしょう。

なるべく自分の感想が書けるように、他人の感想や解説をまだ見ていないのですが、それ故に的はずれなことを書いてしまったりすると思います。あくまで個人の解釈として見てください。

ちなみに『ドニー・ダーコ2』は見ていません。

『ドニー・ダーコ』の重要な部分

『ドニー・ダーコ』はタイムトラベルというSF要素がありますが、私はこの要素をあまり重要だとは思っていません。本作はドニーの心境こそ重要なのであり、タイムトラベルはドニーの心境を伝えるための舞台装置です。

本作を視聴すればタイムトラベルが関係している、ということは分かります。しかし、どうやってタイムトラベルしたのか?していないのか?したとしたらどんな理屈で成し遂げたのか?そういった部分が非常に曖昧で理解しづらいです。

リチャード・ケリー監督は、SF要素を重要視していなかったのではないでしょうか。明らかに説明不足なSF要素を理解しようとしても、理解できないのは当然のことであり、伝えたいことはタイムトラベルについて、ではなくドニーの心境なのだと思います。

ドニーの心境

ドニーは繊細であると同時に暴力的な一面も持っています。自身の暴力性に薄々感づいていたドニーは、自分自身に怯えていたのです。エンジンの落下事故により死亡しなかったドニーは、周囲の大切な人々を破滅させてしまい、最後には殺人という究極の暴力をまで犯してしまいます。

ウサギの仮面を被った人物(フランク)は未来のドニーが送ったメッセージ、つまり自分自身です。フランクにはドニーの暴力性と、戒めが込められているのではないでしょうか。

エンジンの落下により死亡することがわかっていながら、ドニーは清々しい笑顔で眠りにつきます。未来を知っているドニーは、この死を回避できたはずです。しかし死を選んだ。

これは、未来を知ったことで自分自身と向き合えたからではないでしょうか。自身の暴力性を自覚し、それが原因で大切な人を壊してしまうなら、死を選ぶことに戸惑いはなかったのでしょう。ドニーの死は、スパロウの言った通り孤独なものでしたが、心は満ちていたのだと思います

まとめ

冒頭にも書いたとおり、あくまで個人的な解釈です。しかし、私はこの解釈に満足しています。難解な作品は、視聴した方々が自分で考え、自分なりに解釈するから面白いのだと思います。ぜひ皆さんも『ドニー・ダーコ』を視聴して、自分なりの解釈を見つけてみてください。

ちなみに、以前紹介した『2001宇宙の旅』も難解でしたが、『ドニー・ダーコ』はさらに難解です。

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