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『ニューシネマパラダイス』の感想と紹介

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ニュー・シネマ・パラダイス[完全オリジナル版] デジタル・レストア・バージョン Blu-ray

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン、他
配給:日本ヘラルド
日本公開:1989年

お気入り度

ネタバレあり

簡単なあらすじ

映画を愛する男、サルヴァトーレ・ディ・ヴィータの物語。映画監督として成功したサルヴァトーレのもとに、故郷の母から電話が来る。その内容は、少年時代に世話になったアルフレードが亡くなったという知らせだった。

サルヴァトーレはアルフレードと共に過ごした日々や、初恋の経験を追想する。

1988年公開のイタリア映画、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品『ニューシネマパラダイス』を紹介します。『ニューシネマパラダイス』は簡単に言うと感動する映画です。

何に感動するのかというと、サルヴァトーレの人生に感動するのです。小さな村の少年から映画監督として活躍するまでに、サルヴァトーレは様々なことを経験しました。

そして、サルヴァトーレの人生を彩るかのように作中で使われている、主題曲『Cinema Paradiso』は反則です。私はこの曲を聞くと、反射的に泣きそうになってしまいます。

サルヴァトーレとアルフレード

第二次世界大戦で父親を亡くしている少年、サルヴァトーレ(通称トト)にとってアルフレードは父親代わりだったのかも知れません。トトに厳しく接することの多かったアルフレードですが、そこには愛があったと思います。

青年となり映画技師として働いていたトトに才能を見出したアルフレードは、もっと大きな仕事をさせるために、トトをローマに旅立たせる後押しますが、アルフレードはトトを旅立たせるために、ひどい仕打ちをしています。

ですが、アルフレードの行動がなければトトは小さな村で一生を終え、その才能は開花しなかったでしょう。アルフレードが余計なことをしなければ、トトは幸せだったと思う人もいるはずです。現に私は、初めて『ニューシネマパラダイス』を見たとき、アルフレードの行動に憤っていました。

しかし、改めてこの映画を見てみると、ただの自分勝手な行動ではなかったことに気がつきます。アルフレードはトトの人生にとってどうすることが最善かを考え、その結果があの行動だったのではないでしょうか。

アルフレードはローマに旅立つトトに言いました「人生はお前が観た映画とは違う。人生はもっと困難なものだ。自分のすることを愛せ」

正論です。大切なものを得るには、別の大切なものを捨てなければいけない。しかし、捨てるのは困難なことであり、得たものを愛することが、できないかもしれない。

アルフレードは捨てられずにいるトトの背中を押し、捨てた後に得るものを愛せと言ってくれました。大きなお世話かもしれませんが、これはアルフレードのトトを思う愛だと思います。

感動のラストシーン

サルヴァトーレはアルフレードが亡くなったことを知り、30年ぶりに故郷へ帰ります。そして、アルフレードの妻から、形見であるフィルム・リールを受け取るのですが、私は、このフィルムにどんな内容の映像が入っているか予想がついていました。

「ああ、あの映像ね」と澄ました顔して見ていたのです。ラストシーンでフィルムが再生されたとき、見事に号泣してしまいました。予想はできていたのですが、演出と演技が、あそこまで素晴らしいものだとは思いませんでした。

流れ出す『Cinema Paradiso』、フィルムの映像を見ているうちに、憑き物が落ちたような清々しい顔つきになるサルヴァトーレ、見事なラストシーンで私の顔は涙と鼻水でズタボロです。

サルヴァトーレ役のジャック・ペランは表情の演技が抜群にうまいです。そして音楽とフィルムの映像がずるい。初めの方にも書きましたが、私は『Cinema Paradiso』を聞くと本作のラストシーンを思い出してしまい、目から汗が出てきてしまいます。

見る方によって意見は違うと思いますが、このフィルムの映像がアルフレードの全てだと思います。優しさと愛があり、まるでアルフレード本人がサルヴァトーレを元気づけているようです。

『ニューシネマパラダイス』のラストシーンがYouTubeに上がっています。ですが、本編を見ていない方は絶対に見ないでください。この感動のシーンを本編で見ないのは、もったいないです。

まとめ

『ニューシネマパラダイス』は映画史に残る感動作であり、お涙ちょうだいのあざとい作品ではありません。サルヴァトーレの人生を約3時間という短い時間の中で見事に伝えてくれます。『ニューシネマパラダイス』は人生です!(クラナドではありません)

ちなみに私は、この記事を作っている最中、本編を思い出して泣きました。

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